官公庁オークション 統計データ【自前観測】
2026-06-21からの日次観測(のべ87日・ユニーク物件4,519件)に基づく実測統計。2026-09-14時点。
📊 入札が終了した3,535件のうち1416件(40%)は入札ゼロで終わっています。一方、入札が入った物件の倍率中央値は1.9倍——「誰も来ないか、競り上がるか」の二極化が官公庁オークションの実像です。
カテゴリ別統計
都道府県別の集計
45都道府県ぶんの結果記録2,119件を、都道府県別に集計しています(倍率中央値・入札ゼロ率・結果中央値を横並びで比較できます)。入札ゼロ率は青森県の80%から熊本県の6%まで開きがあります(入札終了30件以上の都道府県で比較)。母数が小さい都道府県は指標を算出せず「—」のままにしています。
そのまま引用できる数値(2026-09-14更新)
各行が単体で意味の通る形にしてあります。母数(N)と観測日を必ず添えてご利用ください。
- 2026-09-14時点、官公庁オークションで入札が終了した物件の40%(1,416件/3,535件)は入札が1件も入らないまま終わっている(公売アーカイブの日次観測・2026-06-21観測開始)。
- 入札が入った物件の落札額・終了価格は、行政が定めた見積価額(最低価格)の中央値1.9倍(N=2,119件・2026-09-14時点)。
- カテゴリ別で最も競り上がるのはアンティーク、コレクションの中央値3.9倍(N=62件・2026-09-14時点)。
- 逆に最も競り上がらないのは不動産の中央値1.1倍(N=80件・2026-09-14時点)=見積価額がほぼそのまま落札額になる。
- 観測期間中の最高倍率は314.3倍(見積¥10,000→¥3,142,600・入札13件・自動車、オートバイ)。
- 結果記録2,119件のうち642件は落札額が確定値として公表されたもの、残りはせり売形式の終了時最高入札額(観測値)。両者は当サイトで区別して記録している。
- 対象範囲は45都道府県・432の出品行政機関・ユニーク物件4,519件(のべ87日の日次スナップショット・2026-06-21〜2026-09-14)。
- 公売の売れ残りには地域差がある。入札ゼロ(不成立)率は青森県が80%(入札終了103件)で最も高く、熊本県は6%(同85件)で最も低い(入札終了30件以上の都道府県で比較・2026-09-14時点)。
- 競り上がり倍率の中央値が最も高い都道府県は宮城県の8倍(N=35件・全国1.9倍・2026-09-14時点)。
- 官公庁オークションの落札結果が公開されているのは入札締切日から7日後までで、8日後の巡回時点では実測2,684件すべてがKSIの公開物件一覧から消えていた(例外0件・2026-06-21〜2026-09-15の日次全件観測)。
- 公開が打ち切られるまでの日数は品目・金額・落札の有無に関係なく一律だった。入札終了2,635件と中止49件のいずれも締切から8日後の同じタイミングで公開一覧から外れている(2026-09-14時点)。
- 官公庁オークションで入札が入った物件のうち22%(456件/2,119件)は入札が1件だけで決着しており、入札ゼロの1,416件と合わせると入札終了3,535件の53%は競争相手がいないか1人だけだった(2026-09-14時点・公売アーカイブの日次観測)。
- せり売形式で入札が1件しか入らなかった348件は、例外なく全件が最低価格(見積価額)ちょうどで決着していた(倍率1.00倍・例外0件・2026-09-14時点)。一方入札形式では、同じ「入札1件」でも最低価格ちょうどで決着したのは19%(21件/108件)にとどまる。
- 公売に出た不動産は入札終了402件のうち322件(80%)が入札ゼロで終わっており、全カテゴリ平均の40%(N=3,535件)を大きく上回る(2026-09-14時点・公売アーカイブの日次観測)。
- 入札が入った公売不動産でも、決着額は行政が定めた見積価額(最低価格)の中央値1.1倍(N=80件)にとどまり、全カテゴリの1.9倍と違って競り上がりがほとんど起きていない(落札物件の入札件数は中央値1件・N=80件)(2026-09-14時点)。
- 不動産の種別で最も売れ残るのは宅地で入札ゼロ率92%(入札終了170件・2026-09-14時点)。
- 公売に出た「一般車」は、2015年式以降の競り上がり倍率が中央値1.9倍(N=33件)なのに対し、2000〜2004年式は3.8倍(N=31件)だった(決着額÷行政の見積価額・年式帯ごとに入札ありの結果記録20件以上・2026-09-14時点)。
- 公売に出た「消防車」は、2005〜2009年式の競り上がり倍率が中央値3.5倍(N=68件)なのに対し、1999年式以前は6.8倍(N=54件)だった(決着額÷行政の見積価額・年式帯ごとに入札ありの結果記録20件以上・2026-09-14時点)。
- 公売に出てくる車両の走行距離は品目でまるごと違う。走行距離が記載されていた結果記録では、中央値が消防車の12,151km(N=209件)からバスの220,291km(N=51件)まで開いていた(2026-09-14時点・公売アーカイブの日次観測)。
- 官公庁オークションのインターネット公売で買い手が付いた物件の決着額は中央値¥6,500(N=1,441件)で、最も多いのは¥1,000〜9,999の帯(46%・656件)だった(2026-09-14時点・公売アーカイブの日次観測/入札ゼロは分母に含まない)。
- 官公庁オークションの公有財産売却で買い手が付いた物件の決着額は中央値¥277,750(N=678件)で、最も多いのは¥10万〜99万9,999の帯(38%・260件)だった(2026-09-14時点・公売アーカイブの日次観測/入札ゼロは分母に含まない)。
- 結果記録2,119件のうち走行距離が出品情報に記載されていたのは537件(25%)で、集計に足る母数(25件以上)がそろった品目は5品目だった(2026-09-14時点)。
年式で決着はどれだけ変わるか(品目別・実測)
出品情報に年式(初度登録年)が記載されていた結果記録を、品目ごとに年式帯で分けた実測です。倍率=決着額(落札額または終了時最高入札額)÷最低価格(見積価額)。倍率が大きいほど、行政が定めた最低価格が実際の決着額から離れていたことを意味します。KSIは開札後に結果を消し、出品行政機関は自分が出した1件しか公表しないため、この形の集計は当アーカイブ以外に存在しません。
一般車
消防車
掲載しているのは入札ありの結果記録が20件以上そろった年式帯だけで、それが3帯以上そろった品目のみを表にしています(母数の足りない帯・品目は作りません=推測での補完はしません)。品目を混ぜた「年式別」の集計は意図的に出していません。年式帯ごとに品目構成が入れ替わるためで、実測の内訳は2015年式以降=一般車33件・救急車18件/2010〜2014年式=一般車52件・救急車15件/2005〜2009年式=消防車68件・一般車53件/2000〜2004年式=消防車68件・一般車31件/1999年式以前=消防車54件・一般車11件(年式と品目の両方が判明した結果記録の上位2品目)。この構成差を無視して年式だけで束ねると、品目の差を年式の差と読み違えます。
公売に出る車両はどれくらい走っているのか(品目別・実測)
出品情報に走行距離が記載されていた結果記録537件を、品目ごとに集計した実測です。中古車の相場は走行距離で語られますが、公売は開札後にKSIが結果を消し、出品行政機関は自分が出した1件しか公表しないため、「公売に出てくる車両の走行距離がどのあたりなのか」を件数で言えるのは全物件を毎日数えている当アーカイブだけです。走行距離の中央値は消防車の12,151kmからバスの220,291kmまで開いており、同じ「公売の車両」でも品目によって前提がまるごと違います。
走行距離は出品行政機関が公表した出品情報の記載をそのまま使い、記載が無い物件は行に含めていません(推測での補完はしません)。掲載しているのは走行距離つきの結果記録が25件以上そろった品目だけで、母数の足りない品目は行を作っていません。品目を混ぜた「走行距離別」の集計は意図的に出していません。出動時しか走らない緊急車両と日常的に使う一般車が同居しているため、品目の差を走行距離の差と読み違えるからです。走行距離帯で割った倍率の表も作っていません——帯に分けると母数のそろう帯がほとんど残らず、そろった品目でも倍率中央値が走行距離に対して単調にならないためです(走行距離だけで公売の決着は説明できない、というのが現時点の実測です)。価格帯・状態を問わない集計であり、個別物件の予想額ではありません。
落札結果はいつ消えるのか(公開期間の実測)
7日
締切後に結果を見られる日数
(実測N=2,684件)
運営元の公式ヘルプは「過去に開催されたオークションの結果は確認できない」と案内していますが、何日で消えるのかという数字は公表されていません。当サイトは公開中の物件を毎日1回まるごと数えているため、これを件数で実測できます。締切日以降に公開一覧から消えたことを確認できた2,684件は、全件が入札締切日の8日後の巡回時点で消えていました(=締切日から7日後までは見られる・別の日数で消えた物件は0件)。内訳は入札終了2,635件・中止49件で、落札されたかどうかで猶予は変わりませんでした。
集計の範囲:入札締切日が当サイトの初回観測日以降で、かつ最終スナップショット(2026-09-15)までに実際に公開一覧から消えた物件のみを数えています。締切が観測開始より前の110件(左打ち切り)と、まだ公開中の1,725件(右打ち切り)は除外しました。「消えた日」は最後に確認できた日の翌巡回日であり、実際に非公開になったのはその間のどこかです(1日より細かい粒度では言えません)。観測しているのはKSIの公開物件一覧(検索)に載るかどうかであり、個別URLに直接アクセスできるかどうかは測っていません。一時的に一覧から外れて再び現れた物件が16件あり、これは消失として数えていません。
データの取得方法
KSI官公庁オークション(公売・公有財産売却)の公開ページを1日1回巡回し、物件ごとの見積価額・入札件数・終了価格・出品行政機関を記録しています。落札結果は開札後しばらくすると公開ページから消えるため(運営側の公式ヘルプでも、過去に開催されたオークションの結果は確認できない旨が案内されています。2026-08-21確認)、消える前のスナップショットを日付ごとに保存し続けているのがこのサイトの一次データです。推測値・補完値は一切載せていません(突合できない項目は空欄のまま)。詳細は記録方法・データの見方をご覧ください。
CSVダウンロード
上記の集計元になっている結果記録2,119件を、そのままCSVで配布しています(UTF-8・毎日更新)。
引用について
📊 出典(サイト名)を明記すれば、数値・表・CSVの引用・転載は自由です。当サイトへのリンクの有無は問いません(リンクを条件にはしていません)。推奨クレジット表記:「出典: 公売アーカイブ https://kobai-archive.com/stats/」
当サイトの日次観測による一次統計。観測開始2026-06-21からの蓄積で、日々増加します。数値は毎日のビルドで自動更新されます。当サイトはKSI・行政機関とは無関係の個人運営アーカイブです。